不尽の志を
いつまでもその胸に

畏れ、崇める
富士の存在を我が身に。

古より神の山として信仰されてきた富士山。この国の長い歴史の中で人々は畏敬の念を寄せながら、数々の芸術作品に表してきました。富士を「不死」にかけて縁起を担ぎ、その姿を武具や陣羽織に拵える。「不二」の美しさを讃えては、吉祥文様として打掛けなどの衣装に華麗に描く。崇める自然、美しきものを我が身に取り入れたいとするのは日本人ならではの心でしょう。

甲州の地で抱いてきた想いを
印伝の模様に。

富士は、その偉大な存在も神秘の美しさも尽きることがないさまから「不尽」とも表されます。麓の甲州で仰ぎ見てきた印傳屋も、心にそびえ立つ高嶺を誇りに感じながら、人々がいつまでも志や夢が尽きることなく進み続けられることを願い、印伝の模様にしました。

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