「勝虫」が如く
不退転の決意で挑む

戦国武将に好まれた
「勝虫」の模様。

果敢に前へ進み、決して下がらず。その飛び方や獲物を捕える姿に、古の“もののふ”(武士)たちは勇ましさを感じたのでしょう。蜻蛉は勇猛で勝負強い虫として「勝虫」と呼ばれ、戦国武将たちが縁起を担いで鎧兜などさまざまな武具や装束に取り入れました。槍の名手・前田利家、武田家の名将・板垣信方も兜の前立てなどに蜻蛉の意匠を用いたと伝えられています。

もののふの蜻蛉は
時代を越えて飛び続ける。

戦国時代に多くの武将に愛され、江戸時代に至っても武家に受け継がれた蜻蛉の模様は、数百年の時を越えた現代でも剣道具などに見ることができます。武運長久を願う人々の想い。その心を託された蜻蛉模様は印伝を代表する模様のひとつ。もののふの心に寄り添ってきた蜻蛉は、今なお日本の文化の中で飛び続けているのです。

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