中世ヨーロッパで諸侯の紋章に用いられた山型のシェブロン。
その連続模様は古くから建築や美術、工芸に表されました。
西洋から東洋へ、時代も越えていま日本の伝統工芸と融合。
手にする人の粋を漂わせる、大人のための新しい印伝の登場です。
シェブロンの形は屋根を支える垂木(たるき)が起源とされ、紋章学では保護の意味があるとされています。
その山型を印傳屋独自の連続模様として編み出し、
グレーとベージュの中間色となるグレージュの鹿革をベースに白の更紗で描き、
グレーの細かなドットで漆付けをしました。
落ち着きある色調で構成された幾何学模様のシェブロンは
オンオフ関わらずさまざまなスタイリングに調和しながら、大人の香気をほどよく添えます。