ちょっとかわった
のねずみのはなし
目には見えないけど、心を満たすもの。
冬に備えて、せっせと食べものを集める野ねずみたち。ところがそんな仲間たちをよそに、フレデリックはぼんやりとするばかり。
フレデリックは実はまったく別のもの、おひさまの光や色、言葉を集めているというのです。いざ冬をむかえると、寒さにふるえる仲間たちに、フレデリックは集めたものたちを詩として届け、心を豊かさで満たすという物語です。
パンや水と同じように、私たちには「心の栄養」も大事。目には見えないけど、心を満たすものが確かにあります。めぐる季節、美しい世界に魅せられた私たちもまた、古くから「印伝」という技で、ひとの心に伝わるものを贈り届けてきました。
絵本の世界に敬意を込めて、フレデリックや仲間たちの愛らしい姿を、甲州印伝の伝統的技法をふんだんに活かし、忠実に再現しました。

